Event Information

PSIMコンソーシアム「第42回法実務技能教育支援セミナー」(12/2)開催のおしらせ

2023/11/16

第42回法実務技能教育支援セミナー

日時:2023年12月2日(土)14:00~16:00

法曹三者と大学で取り組む新たな法教育

平成21年5月21日から開始された裁判員制度は、当初より、根無し草であることが懸念されていたが、選任手続への出席率は低下傾向を辿るとともに、令和4年度は,辞退が認められた裁判員候補者が67.4%に及ぶなど、その懸念は顕在化している感がある。そうした中で、公職選挙法の改正に伴い、令和4年4月1日からは高校生も裁判員に選ばれる時代となった。裁判員裁判では殺人や強盗致傷など重大犯罪と向きあい、被告が有罪か無罪かを巡り検察官と弁護士の主張が相反することもある。事件によっては、死刑が適当かどうか判断しなければならない場合もある。現在の日本では、司法に対する国民の理解の増進や信頼の向上に加え、高校生にも安心して裁判員を務められる環境整備が求められている。このような状況の下、法曹三者と大学でどのような新たな法教育が可能であろうか。今回のセミナーは、令和5年8月7日(月)に開催された名古屋大学オープンキャンパス法学部企画「模擬裁判・評議」(名古屋大学主催、名古屋地方裁判所、名古屋高等検察庁、愛知県弁護士会協力、(株)有斐閣協賛)を実践例として、法曹三者と大学それぞれの立場からご報告いただき、新たな法教育の今後の期待や課題等について、参加者のみなさまと一緒に考え、その一歩を踏みだして行きたいと考えている。

プログラム

<第1部> 【講演】
 担当教員の立場から
 報告者:宮木 康博 (名古屋大学大学院法学研究科 教授)
 
 検察官の立場から
 報告者:野瀬 憲範 (名古屋高等検察庁 検事)
 
 弁護士の立場から
 報告者:大杉 浩二 (愛知県弁護士会 弁護士)
 
 裁判官の立場から
 報告者:久田 淳一 (名古屋高等裁判所 判事)
 
<第2部>
 登壇者によるシンポジウム
 

 

 

申し込み方法

参加申し込みは下記のボタンよりお願いいたします。
参加申し込み後、接続先をお知らせいたします。
なお、ご連絡いただきました個人情報は、参加者確認の目的のみに使用しセミナー終了後速やかに破棄いたします。

PSIMコンソーシアム「第41回法実務技能教育支援セミナー」(11/18)のお知らせ

2022/10/13

第41回法実務技能教育支援セミナー

日時:2022年11月18日(金)18:00~19:30

法実務教育の展開―中等教育における法教育


成人年齢の引き下げにより高校生も裁判員になりうることとなり、法曹という進路を希望するか否かにかかわらない中等教育での法教育が改めて注目されています。<3+2>制度と在学中受験の導入を受けて、学部課程と法科大学院課程の相互乗り入れも進行し、法曹志願者の裾野を広げるという課題ともあいまって、法実務教育のあり方自体も問い直されているといえます。今回は、法科大学院に入る前の法実務教育のあり方について考える機会とするべく、中等教育での法教育に取り組んでいらっしゃる太田勝造氏と堀口愛芽紗氏をお招きし、その優れた教育実践の報告をしていただくことといたしました。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

 

プログラム

<講演1>

リーガル・マインドと法教育:要件事実教育のその先  太田 勝造 氏

<講演2>

模擬裁判員裁判による法教育:中高生から学ぶリーガル・マインド 堀口 愛芽紗 氏

 

 

太田 勝造 氏


(明治大学法学部教授・弁護士)


 

堀口 愛芽紗 氏

 

(明治大学大学院法学研究科博士前期課程・NPO法人法教育団体LEX代表理事)

講師紹介

講演者:太田 勝造 (明治大学法学部教授・弁護士)

東京大学法学部助手、名古屋大学法学部助教授、東京大学大学院法学政治学研究科助教授・同教授を経て、

2021年より現職。2020年3月弁護士登録(第二東京弁護士会)、東京大学名誉教授。

専門は、法社会学、現代法過程論、法と経済学、法と交渉、 ADR論。


 

講演者:堀口 愛芽紗 (明治大学大学院法学研究科博士前期課程・NPO法人法教育団体LEX代表理事)

明治大学大学院法学研究科博士前期課程 在学中

太田勝造教授の下で法教育の研究を行う。高校2年次から裁判員制度を学び、法や法制度を教わらない学校教育に疑問を持つ。

そして、大学2年時(2020年)から、高校生に法教育授業を実施。中学高校での法教育授業を約29校で実施。

経験を基にNPO法人法教育団体LEXを設立。代表理事を務める。


司会:藤本 亮(PSIMコンソーシアム 代表/名古屋大学大学院法学研究科 教授)

申し込み方法

参加申し込みは下記のボタンよりお願いいたします。
参加申し込み後、接続先をお知らせいたします。
なお、ご連絡いただきました個人情報は、参加者確認の目的のみに使用しセミナー終了後速やかに破棄いたします。

PSIMコンソーシアム「第40回法実務技能教育支援セミナー」(6/18)のお知らせ

2022/05/18

第40回法実務技能教育支援セミナー

日時:2022年6月18日(土)10:00~12:00

<3+2>時代の法実務教育教材の作成と活用

法科大学院を中心とするプロセスとしての法曹養成は、<3+2>と呼ばれる法学部早期卒業と組み合わされた学部・法科大学院一貫教育とともに「在学中受験」が導入され、大きな転換点を迎えています。法実務教育もこの影響を受け、多くの法科大学院では、法実務科目について既修2年未修3年次の秋学期に配当されるカリキュラム改正が進んでいます。他方、学部・法科大学院の一貫教育においては学部レベルでの法実務教育の可能性を大きく道を開いたとみることもできます。こうした動きを受けて、法実務教育のあり方についてのセミナーを企画いたしました。ロイヤリング教育の新しい教科書として高い期待を寄せられている「ローヤリングの考え方」(名古屋大学出版会・近刊)を執筆されている榎本修氏からは法科大学院での法実務教育のあり方についてお話いただきます。また、学部ゼミでの法実務教育を積極的に展開されている宮木康博氏からはその経験を踏まえつつ、現在出版準備中のストーリー・解説・書式・映像を連携統合した訴訟法教材とそのさまざまな教育・啓発場面での活用可能性についてお話いただきます。法実務教育について関心のあるみなさまはもちろん、転換点を迎える法曹養成に関心のあるみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

プログラム

<講演1>
「ローヤリングの考え方」と法実務教育
 講師:榎本 修(弁護士/元名古屋大学大学院法学研究科 教授)
 
<講演2>
学部での法実務教育をふまえた訴訟法教材
 講師:宮木 康博 (名古屋大学大学院法学研究科 教授)
 
<シンポジウム> 
司会:藤本 亮(PSIMコンソーシアム 代表/名古屋大学大学院法学研究科 教授)


 

榎本 修


(弁護士/元名古屋大学大学院法学研究科 教授)


 

宮木 康博


(名古屋大学大学院法学研究科 教授)

 


 

 

申し込み方法

参加申し込みは下記のボタンよりお願いいたします。
参加申し込み後、接続先をお知らせいたします。
なお、ご連絡いただきました個人情報は、参加者確認の目的のみに使用しセミナー終了後速やかに破棄いたします。

PSIMコンソーシアム「法実務技能教育支援セミナー」(3/12)のお知らせ

2022/02/09

第39回法実務技能教育支援セミナー

日時:2022年3月12日(土)9:00~11:00

Book Reviewと対話ー「ローヤリングの考え方」(榎本 修著、近刊)


榎本修氏ご執筆の「『ローヤリング』の考え方ー弁護士実務(法律相談・交渉・ADR活用等)の基礎」が名古屋大学出版会から出版に向けて準備中です。榎本氏も執筆に加わった名古屋ロイヤリング研究会の「実践ロイヤリング講義」(民事法研究会、2004年初版、2009年第2版)を用いた愛知大学法科大学院ならびに名古屋大学法科大学院での教育実践をふまえ、名古屋大学法政論集に連載された論文を大幅に改稿した書籍となります。 今回のセミナーでは、本書の書評という形で合衆国のエクスパートとの間でローヤリング教育についての日米対話を企画いたしました。 PSIMコンソーシアム事務局で素訳しました英文原稿を評者たるSid Kanazawa氏とJ. C. Lore氏にお渡しし、書評をしていただいた上で、ローヤリング教育をめぐる日米間の対話を行います。当日は同時通訳を入れてZOOMミーティングによる開催となります。時差の関係で土曜日午前中の開催となりますが、法実務教育に関心のあるみなさまの参加を心よりお待ちしております。

 

「ローヤリング」の考え方ー弁護士実務(法律相談・交渉・ADR活用等)の基礎

<主要目次>
第Ⅰ部 総論
 第1章 ローヤリング概論
  ■解説1 アメリカのローヤリング
 第2章 ローヤリング技能の概観
  ■解説2 心理学とローヤリング
【補論】ローヤリングの目的論
  ■解説3 法哲学・法理学とローヤリング
第Ⅱ部 各論
 第1章 法律相談・面談
 第2章 事件受任
 第3章 調査・証拠収集
 第4章 交渉
 第5章 ADR・裁判外紛争解決手続
 第6章 委任終了後の作業・報酬
 【発展研究】「ローヤリング」と弁護士像

 

榎本 修


(弁護士/元名古屋大学大学院法学研究科 教授)


 

Sidney Kanazawa


(弁護士/Alternative Resolution Centers mediator)


 

J.C. Lore

 

(Rutgers Law School 教授)

講師紹介

講演者:榎本 修 (弁護士/元名古屋大学大学院法学研究科 教授)

ひかり弁護士法人アイリス弁護士事務所 代表

1992年京都大学法学部 卒業

最高裁判所司法研修所第46期司法修習生(名古屋地方裁判所配属)

1994年弁護士登録

2004年から2009年まで愛知大学大学院法務研究科(法科大学院) 教授

2014年から2015年まで愛知県弁護士会 副会長

2017年から2020年まで名古屋大学大学院法学研究科(法科大学院) 教授


講演者:Sidney Kanazawa  (弁護士/Alternative Resolution Centers  Mediator)

Alternative Resolution Centers メディエーター

弁護士として、40年以上に渡り国際ビシネスから公害や家事に至るまで多方面で活躍、とりわけ独

立したMediatorとしての評価が高い。長年NITA講師としても積極的に研修ダィレクターや講師とし

て活躍しており、PSIMセミナーの講師を2009年2月と2010年10月に務めた。ABAやカリフォルニア

州法曹協会をはじめとする数多くの要職も歴任した。


講演者:J.C. Lore (Rutgers Law School 教授)

Rutgers Law School  教授

Rutgers Law Schoolで卓越臨床法学教授と法廷弁護ディレクターを務める。2004年以降NITA講師と

なり、合衆国内のみならず、ケニヤ、アイルランド、ナイジェリア、タンザニア、シンガポール、中

国で法実務研修を行った経験がある。PSIMコンソーシアムが翻訳出版したSteven Lubet「現代アメ

リカ法廷技法」(原著は 2004年)の新版「Modern Trial Advocacy - Analysis and Practice」6th

edition(2020)の共著者である。


司会:藤本 亮(PSIMコンソーシアム 代表/名古屋大学大学院法学研究科 教授)

申し込み方法

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PSIMコンソーシアム「法実務技能教育支援セミナー」(11/13)のお知らせ

2021/10/29

第38回法実務技能教育支援セミナー

日時:2021年11月13日(土)15:00~16:30

法科大学院補助教員の意義と役割

法科大学院教育は、専任教員のみならず、多くの外部の教員によって支えられています。また、それぞれの科目を主担当する教員だけではなく、さまざまな形で授業にかかわる「補助教員」の法曹養成教育への貢献も重要です。今回のセミナーでは、こうした「補助教員」が果たしてきた、またこれから果たすべき役割とその意義を振り返りつつチームティーチングのメンバーとして「補助教員」のみなさん自身がどのように貢献しようとしているのかを考えていくため、座談会形式でのセミナーを企画いたしました。「補助教員」の定義や雇用形態は法科大学院によってさまざまではありますが、ここでは専任ではなくかつ当該科目主担当ではない若手の弁護士というカテゴリーでさまざまな立場からのご発言をいただきます。なお、本セミナーはZOOMを用いてのリモート実施となります。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

 

<司会>

上松 健太郎

(名古屋大学大学院法学研究科 准教授、弁護士法人オールスター

藤本 亮

(名古屋大学院法学研究科 教授、PSIMコンソーシアム代表)

<登壇者紹介>

三宅 千晶 氏 (70期)

(早稲田大学アカデミック・アドバイザー、早稲田リーガルコモンズ法律事務所)

備酒 貴也 氏 (73期)

(一橋大学学習アドバイザー、渋谷シビック法律事務所)

 

申し込み方法

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